絶滅危惧種はトンボの中にも、I類で10種類ほどあげられています。内容を見てみると、北海道のトンボが1種類に沖縄のトンボが1種類。
小笠原諸島に生息しているトンボが2種類、広島県にしかいないトンボが1種類で、関東地方の近辺にしか棲んでいないトンボが2種類です。
残りの3種は兵庫県内などに、現在も生息。これは日本一ともいわれるため池の数の多さが影響するとされます。
絶滅や減少の危機ともいえるトンボですが、考えられている理由を見てみましょう。
最初は水質の汚染。水がよごれると酸素がなくなるので、幼虫が呼吸できません。
さらに農薬や除草剤などの薬品が混じる水が、川や池に流れ込むと幼虫が死んでしまいます。
次は水辺の改修工事。川は氾らんしないよう深く掘り下げると、浅いところを好むトンボは生活できません。さらにコンクリートで固めると、そこに生える水生植物がなくなるので産卵ができません。
水辺そのものの減少問題もあります。水田やその周りにある用水路などは、昔からトンボの生活の場所でした。新しい水田は地下に埋めた土管を通り、水を供給しているので水路がありません。
以前に撒かれた薬剤散布の問題もあります。現在は薬剤なども改良されていますが、以前に多くのトンボが巻き添えにになっています。
こういった理由で絶滅危惧種のトンボが増えています。
何とかしたいものですね。
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