絶滅危惧種のアオウミガメについては、2種類が確認されていています。
そのうちどちらを亜種にし、どちらを独立種にするのかで議論が展開されています。
1種類は大西洋アオウミガメと呼ばれ、北米の沿岸部からヨーロッパにかけ生息しています。
もう1種類が東太平洋アオウミガメ=クロウミガメで、アラスカからチリにかけての沿岸部に生息しています。
アオウミガメは幅広で平な甲羅を持ち、ウミガメ科のなかでは世界最大種の1つ。甲羅干しを陸に上がってすることで知られています。
アオウミガメは2年から4年に1回、海岸近くにある浅瀬で繁殖をします。産卵が近付いてくると、メスは生息している海を離れ、産卵場所を選びます。
産卵場所は自分が生まれた浜辺に帰るのが通常。
足ヒレで起用に砂浜に穴を掘り、その中に100個から200個の卵を産み落とします。
メスは卵を砂で覆った後に海へ戻りますが、約2カ月ほどで孵化します。
アオウミガメにとり一生のうち最も危険なのはここからで、孵化した直後に産卵場所から海に向かうとき。カモメの群れやカニなどの貪欲な捕食者のエサになることが多いのです。
アオウミガメは絶滅危惧種指定されていますが、卵や肉をを目的とした乱獲が絶えることがありません。
考えてみたいところです。
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