絶滅危惧種ではタガメもその仲間に入っています。日本などに生息する種の和名ですが、水生カメムシ類の総称ともなっています。
環境省のいわゆるレッドリストで、このタガメは絶滅危惧II類に指定されていました。これは日本では、絶滅の危険が増大している種であることを意味。
ただ、「絶滅危惧種指定」とはいえ、採集したり販売したりすることに実効的な規制をするものではありません。レッドリストと名乗っていますが、絶滅危惧種をまとめた単なるリスト。
2018年ですが、環境省レッドリストと別枠でタガメは、第二種国内希少野生動植物種に指定されることになりました。
タガメの寿命は約1年ほど。成虫で冬を越すと、5月から7月の昼が長い季節で、湿度の高い梅雨に繁殖期を迎えます。出会った雌雄は水面上の棒や植物などに、メスが70卵ほどの卵塊を産みます。
この第二種国内希少野生動植物種指定で焦っていたのはタガメサイダー。タガメエキスを独自製法で抽出した、新しい昆虫ドリンクです。フルーティーなタガメの持つ香りを、忠実に再現しているタガメサイダー。
この昆虫食を楽しむ新体験は、何とか生き残ったようです。これまでと変わらず生産と販売をするそうです。
絶滅危惧種のタガメといっても色々ですね。
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