絶滅危惧種の最後の一匹というと心に重たいものが残ります。今日の知っておきたいエピソードはそんな中の話の一つです。
密猟者により大量に殺戮され、絶滅の危機となっているのがキタシロサイ。そんななかキタシロサイのオスが、ついに残り1頭になっています。
名前を「スーダン」と付けられた40歳の雄のキタシロサイは、ケニアの自然保護区内にいて24時間武装したレンジャーたちに守られて暮らしています。
雌のキタシロサイは何頭かいますが、「スーダン」は地球最後の雄のキタシロサイ。
5000万年生存してきた種も彼が死ねば、次の世代はありません。
密猟者から守るため体のなかには、無線送信機が入れられているようです。
絶滅の危機から何とか救いたいもの。
次は絶滅危惧種の最後の一匹がいなくなったエピソード。2019年の1月1日こと、ハワイマイマイの一種の最後の1匹となっていたジョージが死にました。
ジョージは2000年代前半にハワイ大学の飼育繁殖施設で誕生したもので、ほかの家族はみんな死んだものの生き残っていた最後の一匹。
名前の由来は有名なピンタゾウガメの最後の個体、ロンサム・ジョージからとられていました。
この種は雌雄同体ですが、繁殖は2匹の成体が必要ということで、同種の個体を10年以上研究者たちが探すも見つからなかったそう。
たいへん残念な結果に、心が痛みます。
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